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松田伸治中編文学集 III


著 者:松田伸治

値 段:525 円(税込)

出版者:猫乃電子出版

ISBN 978-4-902463-72-6

サイズ:204 KB

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作品のご紹介


 「猫竹今昔物語」「角嫌い 真珠と貝」の2作品蒐集。
 「猫竹今昔物語」は、アイロニー文学。
 「角嫌い 真珠と貝」は、作者(男性)の描く女流文体小説の最高峰。旧大陸世界と新大陸世界を意識した作品でもある。
 どちらも読み応えありか? 心境小説集ともいえる作品群です。

「角嫌い 真珠と貝」の本文中の引用

♯木曜日の『推定実行(スイ<!>テイ<!>ジッ<!>コウ)』前(ホップス)♯

 “乾(カワ)く以前の吐息(ト<!>イキ)に準(ナズラ)える私に、性は応えてはくれなかった”。そんな時の太陽は、太洋に映える一つの万章(マン<!>ショウ)でしかなかった。推定実行前の私は、自生の随(マニマ)に漂(タダヨ)う一筋の神話の若さ、そのものを表していた。そんな私の思い出の潮目(シオ<!>メ)の囁(ササヤ)きに、ホップスの島の北の虧(カ)けらは、その同じ生活を、全ての自身の終わらせ得た時代に準えさせていた。
 “COME ON”この私の男臭(オトコ<!>クサ)い招きに、今朝方の地中海の半音の静けさは、何も応えてはくれなかった。その独寝(ヒトリ<!>ネ)のベッドの温もりを、子音の餓鬼(ガ<!>キ)共は、マスター ベーションの世招きだと私に囁いていた。それを今では、乾いた太陽の半音の中で、――オレンジ色の空の中で☆+、静かな小鳥達が硬く囀(サイ)ずっている。

 

   

作者のご紹介


 松田 伸治(まつだ しんじ)

   本名、三川 伸。北海道帯広柏葉高等学校卒業。北海道教育大学 函館分校中退。

 

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